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家族でいく現代の阿房列車 Stories of "Aho" Railfan from Tokyo
鉄道は、たくさんの人たちをつないでくれる「道」だと思います。 This is a blog about railways in Japan and around the world by an enthusiast.
Railway literature in Japan: achievement of Miyawaki Shunzo 宮脇俊三 (1926- 2003)
Miyawaki Shunzo is a famous writer in Japan to develop railway travelogues into the sphere of literature. 
 In 1978, he debuted to write a novel “時刻表2万キロ Timetable 20,000 kilometers” describing his experience to ride all the rail lines of former Japan National Railways (JNR, 国鉄). 

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As a same railfan, I respect him very much. More personally saying, Miyawaki is a mentor of my life. I have read all his books since young age and learned the pleasure of railway riding, writing travelogue, how to enjoy train timetables and so many things from him. When younger, I dreamed that I would be like Miyawaki to be independent as a rail novelist in the future, although I now recognize it is so unrealistic thing.

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He was addicted in the interests of train timetables, bought them every month and “read” (not just search) them thoroughly till midnight. He even wrote a book to plan a virtual train timetable of constructing and unopened lines.

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In older celebrated novelists in Japan about railway novels are Uchida Hyakken (内田百閒, 1889- 1971) and Agawa Hiroyuki (阿川弘之, 1920- 2015). Miyawaki was strongly influenced by Uchida and Agawa.


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Shinkansen depot of JR Central in Oi, Tokyo 新幹線の大井車両基地
(日本語は英語の下です)
Recently, I went to Tokyo Shinkansen Oi depot to see Tokaido Shinkansen trains.

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Shinkansen services between Tokyo and Shin Osaka, which started in 1964 and is the most busiest high speed rail corridor in Japan and presumably in the world, are now unified to series N700A and N700S.
Trains run every 3 minutes in the busiest period and 15 trains (all of them are 16 cars set and each seat capacity is 1323 or 1319) runs in a hour.

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I can also see 'Doctor Yellow' train set which is used to maintain and check the track facilities.

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# This place is a little difficult to access and nearest station is Oi Keibajo Mae of Tokyo monorail. I used a red community share bicycle which is recently prevalent in Tokyo to reach this spot.

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日本の大動脈・東海道新幹線の車両基地は、編成の数も多く、壮観です。
まわりに高いフェンスはありますが、陸橋の上から全体を眺めることができます。お子さんに人気のある保線用車両「ドクターイエロー」も、停まっている場合が多いです。
東京モノレールの「大井競馬場前駅」から徒歩約15分で、また写真のシェアサイクルで行くこともできます。




テーマ:鉄道写真 - ジャンル:趣味・実用

I will launch the English version of my railways blog.
From today, I will start writing the blogs in English as well.

The topics will be about the railways in Japan and also European and Asian countries.
My main interests are about riding railways ("nori tetsu" 乗り鉄) and exploring timetable and train schedules all over the world.

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いすみポッポの丘:ブルートレイン「日本海」24系客車
千葉県いすみ市にある「いすみポッポの丘」は、様々な保存車両があり、お子さんを連れて鉄道ファンには楽しめる場所だと思います。


写真のブルートレイン客車、私が2018年に訪れたときは、週末は車内を開放していただけており、案内放送もサービスで流してくれていました。

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海外鉄道ニュース:ドイツのインターシティ特急50周年(2021年10月25日)
50 Jahre: Die wichtigsten Meilensteine der Intercity-Geschichte | DB Inside Bahn
(ドイツ鉄道サイトより、2021年10月25日付)

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ドイツ鉄道の誇るインターシティー特急が、記念すべき50周年を迎えました。

開始は1971年、1時間ごとに運転する分かりやすいパターンダイヤや2等車の連結、異なる系統同士の便利な乗り継ぎが特徴です。

ヨーロッパでも日本でも、もともと特急列車というものは敷居が高く、一部の上流階級のみが利用していました。本数は一日数本程度で、車両も高価な1等車のみ、多くの人が気軽に乗れるものではなかったのです。インターシティはこれを変え、特急を大衆化する大きな功績を果たしました。

路線の増強は続き、1979年には  "Jede Stunde, jede Klasse"(Every hour, every class/ 毎時発車、各等クラス)という宣伝文句が用いられています。

1990年代以降、旧東独地域へのネットワーク拡大や高速鉄道ICEとの一体的運用がなされています。また、スイス、オーストリア、イタリア、北欧や東欧諸国でも同じ運行形態が広まっています。

インターシティは英単語ですし、起源はイギリスです。名称として用いられたのは1950年が最初とのことで、その後、イギリス国鉄(British Rail)が1966年にすべての特急のブランド名にしました。

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【日本の鉄道との関連:新幹線、エル特急】
ここで連想するのは、日本の動向です。ドイツ・インターシティの1年後、「数自慢・かっきり発車・自由席」を謳って1972年に登場したエル特急は、どれだけ情報交換がなされていたのか知る由もありませんが、ほぼドイツの概念のコピーと言ってよいのではないでしょうか。

もっとも、1964年にできた東海道新幹線は、開業時から「ひかり」1時間ごと、「こだま」1時間ごとという便利なダイヤで、大好評のためその直後1965年に各30分ごと、1967年に各20分ごとに増えています。特急大衆化の先駆けは実は新幹線で、それがドイツなどを刺激したようにも思えます。

特急の大衆化が起こったのは、ヨーロッパも日本も同じです。かつての「つばめ」「はと」のように、豪華で特権的な存在だった特急は、どんどん本数が増え、急行などと変わらないような存在になり、現在これらは事実上、全部一本化されています。












海外鉄道ニュース:ベトナム国鉄にJR東日本のキハ40系(37両)譲渡
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東南アジア諸国に日本の鉄道の中古車両が譲られる事例は、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、タイなどで聞いたことがありますが、今回もそのような事例です。車齢約40年の古い車両ではありますが、現地の輸送改善に役立ち、鉄道の国際協力の良い事例になればと思います。


ナイトジェット(チューリヒからベルリン)乗車記
2018年7月、オーストリア連邦鉄道(ÖBB)が運行する国際夜行特急のナイトジェットに、チューリヒ(スイス)からベルリン(ドイツ)まで乗りました。
チューリヒ20時発で、ベルリンに7時54分に到着します。

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チューリヒ中央駅は、行き止まり式ターミナルでホームがずらりと並びます。イタリアからの国際列車なども含め様々な列車が発着する欧州屈指の繁忙な駅で、見飽きませんでした。ここから青い客車のナイトジェットに乗ります。
ちなみに先ほどオーストリア連邦鉄道(ÖBB)と記しましたが、この列車はオーストリア領内はまったく通りません。

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快適な個室寝台で、空いていたので2段(3段)ベッドの客室を一人でゆったり使えました。ヨーロッパの夏の日暮れは遅いですが、スムーズな走りで、流れ去る田園風景を見ているうちに寝付いてしまったと記憶します。
ナイトジェットに食堂車やビュッフェはありませんが、朝食も付いていました。


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ヨーロッパでは、航空便のような早割運賃が発達しています。
日本からインターネットを通じて2か月前くらい買ったので、料金は69ユーロ(約1万円)と相当お得でした。

ほぼ東京~広島に相当する約900キロを移動しています。なお、新幹線なら18,380円、昔のブルートレインのB寝台なら21,780円になります。







ブルートレイン「北斗星」の保存車両(ザ・ヒロサワシティ)
以前、子供たちと茨城県筑西市にあるザ・ヒロサワシティ・レールパークを訪れました。

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展示の目玉は、EF81機関車と、寝台特急「北斗星」(上野~札幌)に使用されていた客車4両(半車ロイヤル、食堂車、ロビーカー、開放B寝台)です。車内に通常は入れませんが、ロイヤルやグランシャリオの様子も外から垣間見ることができました。

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もう走ることはないのは残念ですが、青い客車が並んでいるのを見ただけで、気分が盛り上がってしまいます。ちょうど塗装の修復作業も行われていたところで、一部銘板の欠損はあるものの、比較的良好な状態に車両が保たれていることに感謝したいと思いました。

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「北斗星」は2015年に惜しまれつつ廃止されましたが、私は結局一度も乗る機会がなかったのが悔やまれます。高速道路から少し遠く、アクセスはあまり便利ではありませんが、お子さんなど鉄道が好きでしたら一見の価値はあると思います。

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このザ・ヒロサワシティは、かなり特色のある施設です。茨城県を代表する企業グループ・広沢グループのオーナーである廣澤清氏が、ライフワークとして創り上げてきたテーマパークということです。鉄道以外にも、YS-11旅客機の展示や、隈研吾設計の廣澤美術館、ゴルフ場などレジャー施設があります。

公式サイトによるとレールパークの部分は、「現在、園内工事のため見学者の入園ができません(2022年1月にグランドオープン予定)」となっています。


ヨーロッパ夜行列車ニュース:国際夜行特急ナイトジェットへの新型客車投入(2023年春を予定)
夜行列車というと、古い車両で細々と運行している時代遅れな印象がありますが、この時代にオーストリア連邦鉄道(ÖBB)は、国際夜行特急のナイトジェットの各系統へ、大規模な新車投入によるテコ入れを行おうとしています。


【報道】
(ÖBBが新型夜行列車20編成を発注ー2021年8月10日)

(ÖBBが新しい夜行列車に7億ユーロを投資ー2021年5月26日)

具体的には7両のユニットを20編成、ジーメンス社に発注済だそうです。その7両は、廉価な座席車2両、クシェット(ほぼ日本のB寝台に相当)3両、寝台車(A寝台に相当)2両の構成からなり、2023年春から運用される計画になっています。

クシェットはプライバシーを保証するカプセルホテルのような個室で、各客室ごとに荷物ロッカーや充電コンセントを備え、鍵がかかる仕組みとのことです。また寝台車は、トイレやシャワーを備えたデラックスなものになるようです。新車らしく、Wifiも備えているとのことです。


Sunrise Express: The only regular sleeper train in Japan 日本唯一の寝台特急「サンライズエクスプレス」に家族と乗る
寝台特急「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」(東京~出雲市・高松)は、みなさんに語り尽くされている列車ですが、ここでは家族旅行で乗ることについてお話しします。特に子供たちにも人気のある列車ですし、かつての寝台特急の末裔として、活躍してほしいですね。

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(朝6時半頃の岡山駅にて、「出雲」「瀬戸」の分割作業はファンに大人気です)
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【切符の予約】
まず、最初の関門になります。複数の客室が必要な家族旅行でしたら、なおさらです。
発売は乗車日の1か月前の10時です。駅のみどりの窓口や旅行会社で購入するのが安心です。満席でも、キャンセルを狙って空きが出るまで足を運ぶという古くからのやり方もありますが、手間がかかります。

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ネット予約で対応しているのは、JRおでかけネット(JR西日本)になります。オンラインですので、1か月前の10時にすぐ接続したり、何度でも好きなときに空席確認をすることができます。「サンライズエクスプレス」の専用ページもあります。




ただし、おでかけネットはJR西日本のサイトですので、東京など関東エリアから乗る場合、現在、切符の受取が一部の駅のみどりの窓口や指定席券売機でしかできないという不便さがあるようです。下記サイトなどから、詳細はよく確認されてください。


なお、えきねっと(JR東日本)での購入は、2021年10月現在できません。

【客室の選び方】
サンライズエクスプレスは、様々なタイプの客室があって、子連れ旅ですと組み合わせが少し悩ましいかもしれません。私の例を紹介します。

家族4人で2018年1月に四国に出かけたときは、A個室(シングルデラックス)に、妻とまだ小さかった次男が添い寝をしました。ベッド幅は88センチなので、子供と一緒だと十分な広さではありませんが、次男を一人部屋で寝かせることもできなかったのでこのようになりました。私と長男は、それぞれB個室(シングル)を使いました。

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また、2016年1月に関西から長男と帰ってきたときは、2人で割安なノビノビ座席を使い、しかも大阪から夜も遅い22時24分に臨時の「サンライズ出雲92号」に乗り込むという、すこし大変なプランでした。
今年の2021年4月、出雲市から長男と帰ったときは、B個室(シングルツイン)の2段式ベッドを使いました。

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【乗り心地】
私は鉄道ファンなので、どんな列車でもだいたい楽しい気分に浸れます。1回だけ乗ってくれた妻に聞いてみると、「一晩じゅう揺れっぱなしで船酔いみたい、二度と乗りたくない」という酷評です(笑)

子供たちは、個室だったり夜通しで列車が走ることが面白いのか、好意的みたいです。

【いろいろな行先(山陰、高松、岡山以外)、今も生きるブルートレイン?】
サンライズエクスプレス(東京発21時50分)は山陽新幹線との接続が良く、例えば下りでしたら岡山に6時27分に到着してから、「みずほ」号に乗り換えて広島に7時25分、博多に8時28分、鹿児島中央に9時46分と、便利な時間に着くことができます。

かつてのブルートレイン「あさかぜ」(東京~博多、下関)、「はやぶさ(旧)」(東京~西鹿児島)のような使い方ができるということですね。
なお、上り便は大阪に0時33分に停車するので、夜が遅すぎて家族旅行には向きませんが、東京への最終列車的な使い方も一応できます。

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テーマ:鉄道の旅 - ジャンル:旅行

ヨーロッパ夜行列車ニュース:パリ~ウィーンのナイトジェット新設(2021年12月13日より)
思いつきになってしまいますが、このブログでは、近年復権が進んでいるヨーロッパの夜行列車事情についても、お伝えしていきたいと思います。動きが激しいので、最新のニュースを随時、取り上げていきたいです。

(写真:旧「オリエント・エクスプレス」1995年ウィーン西駅付近にて、パリ発ブカレスト行)
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西欧では日本と同様、航空機等に押されて夜行列車は衰退し続けていましたが、近年、二酸化炭素排出抑制といった観点から鉄道輸送が見直されています。その中で特に活発な動きを見せているのが、オーストリア連邦鉄道(ÖBB)が国境を越えて大規模に展開しているナイトジェット(Nightjet)の夜行列車網です。


ナイトジェットにより、過去に廃止された夜行列車の系統が続々と復活し、利用状況も好評のようです。

第1回目は最新のニュースとして、本年12月13日のパリ~ウィーン間のナイトジェット新設です。パリ東駅からストラスブルク、ザルツブルクを経てウィーン中央駅へ、週に3往復が設定されるそうです。詳細は下記のÖBBのプレスリリースに記されております。あいにくドイツ語ですが、機械翻訳をかけて英語にすれば比較的読みやすいと思われます。


パリ~ウィーンへの夜行列車はしばらく中断していましたが、その起源は有名な「オリエント・エクスプレス」です。(パリ~ウィーン~ブダペスト~ブカレスト~イスタンブール)
この列車、晩年はどんどん運転系統が短縮されていき、ついに廃止されてしまいました。それが今回、事実上の復活を遂げることになります。

しばらく渡航は難しそうですが、ぜひ乗りに行きたいです。また、こうした夜行列車復権の動きが、日本に波及してくれることも期待しています。





上州阿房列車(その5:こんにゃくパークなど)
妙義神社を出てから、昨日、上信電鉄で通りかかって気になった一之宮貫前神社に向かいます。一宮は各国(県)で一番格の高い神社のはずですから、どこも由緒があり訪れて損はないと思います。
到着すると、地形上、門から下に降りて本殿に着くという珍しい造りです。長男は、鎌倉の鶴岡八幡宮に建物の雰囲気が似ているねと言います。私はドライバーに、一之宮貫前神社と妙義神社とどちらが格が上なのですかと聞いてみましたが、分からないとのことでした。ただ、この神社は初詣の時には大変賑わうとのことでした。

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最後はこんにゃくパークという、工場見学や体験とこんにゃく関連商品のショッピングができる施設に行きます。入場無料で、さらに様々なこんにゃく料理のバイキング(試食)までできるというお得な場所で、主に地元の人たちで大変賑わっていました。あいにく工場見学や体験は休みだったり予約制でできませんでしたが、バイキングではこんにゃくラーメンなど珍しいものも味わえるなど、楽しめました。

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なお、磯部温泉からのタクシーとはここでお別れです。運転手さんに、雑談の中で案内もしてもらえますし、運転も上手ですから決して高くはないと思いました。クレジットカードでの支払いに慣れず、レシートが機械から数枚も出てきて手間取っていたのが、地方のタクシーらしかったです。こんなタクシーの乗り方をする人も珍しいのでしょう。いわば「阿房タクシー」かもしれませんが、悪くないやり方だと思いました。

雑談の中で聞いたのは、この磯部や富岡あたりはコミュニティーバスがつながっているようでした。コミュニティーバスは全国各地で自治体などが実施しており、主にマイカーを使えない地元のお年寄りが買い物や通院に行くためのもので、本数は少なく路線網も地元民でないと分かりにくいですが、これをうまく調べて使い、安くあげることもできたかと思いました。

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上信電鉄の上州福島駅に行き、帰路の高崎行の電車を待ちます。駅舎内には、日本の鉄道(JRと私鉄)全駅に訪問したトラベルライターの横見浩彦さんのサインが飾られていました。それを眺めていると、おばさんの駅員さんが話しかけてくれました。

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「電車が好きなのですか」「はい、昨日も用もないのに下仁田まで、往復してきました」
駅員さんは、下仁田には意外においしい食べ物屋があり、都会からの移住者もいること、また横見さんがこの上州福島駅で全駅訪問を達成したときにはメディアの取材もあったことなどを教えてくれました。

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高崎に着いてから、家族を労うためにホテルのランチビュッフェでゆっくりしてから、品川まで直通する普通列車グリーン車で帰宅します。新幹線よりは遅いですが、それほど混まない車内でずっとのんびり座って行けて、値段も週末料金は800円と安いので、妻からも幸い、評価を得ることができました。子供たちはいつものようにスマホやタブレットのゲームにずっと夢中でした。

高崎線、東北本線の景色には特に変わったことは感じませんが、にわかに雑居ビルなどが増えてざわついてくると上野です。あまり人で混みあわない群馬あたりの感覚に慣れていたので、急にたくさんの人が乗り降りするのを見ると、自分も地方から上京してきたような気分になります。
かしこまったビル街になると東京で、またたくさん人が乗ってきます。このあたり、人に揉まれて乗り換えせずに通過できる上野東京ラインは、便利です。妻は日常生活のスイッチに頭が切り替わったのか、子供たちに明日からの学校の宿題の指示などを出し始めました。

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上州阿房列車(その4:タクシー漫遊・妙義神社)
磯部温泉で一泊して昨日の阿房列車の疲れを癒した翌日は、タクシーを一家で借り切り、群馬県のこの付近を回ろうと思います。タクシーというと贅沢な気がしますが、マイカーの高速道路代、ガソリン代、その他の車両メンテナンス費などを考えれば、決して高い額ではないと思います。タクシー1台に家族4人で乗ることを考えればなおさらです。

群馬県は確か、日本で一番世帯あたりマイカー保有台数が多い県で、1人1台が当たり前で、車がないと移動がままならないような土地柄です。ここは、旅先で事あるごとに車を手配していた先代の内田百閒先生や宮脇俊三先生の例に倣い、私はそれほどの富裕層ではありませんが、思い切って行こうと思います。

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信越本線の車窓から見える独特のごつごつした山容の妙義山が気になっており、行きたいと思っていました。まず、妙義神社に行きます。タクシーに乗ると、快晴で、稜線がどんどん近づいてきます。ドライバーは気を利かせてくれ、特産のコンニャクやネギ畑の広がる景色のよい裏道をショートカットしてくれました。

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「いつか、妙義山にハイキングで登ってみたいと思っています」「でも歩くと鎖場などあるらしく、上級コースで大変そうですね」「車でも、上の方の中之嶽神社まで行けますよ、そうすると妙義山の景色ももっとよく見えます」「どれくらい追加になりますか」「プラス3000円くらいですかね、標高700mくらいまで行きます」

ドライバーは会話の中で、私の山好きの嗜好を察知したのでしょう。私は、これも追加してみることにしました。後で息子らに、運転手さんにうまく売り込まれてしまったねと言われたのですが。

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中之嶽神社へはヘアピンカーブを繰り返して上る険路です。しかしさすがプロで、次男が車酔いにならないよう、30~40km/hでゆっくりと着実に進んでくれて大変ありがたいです。中之嶽神社に到着。大きな大黒様の像が迎えてくれ、大変縁起が良いそうです。

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同じ道を下って、妙義神社に行きます。長い歴史を感じさせる石段が特徴的です。山間に設けられているという地形上、石段が長く、しかも急なので上り下りも大変でしたが、来た甲斐があったと思いました。

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FUSHITETSUDO

Author:FUSHITETSUDO
旅や鉄道が好きな父が、家族といろいろなところに出かけています。よろしくお願いします。



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