思いつきになってしまいますが、このブログでは、近年復権が進んでいるヨーロッパの夜行列車事情についても、お伝えしていきたいと思います。動きが激しいので、最新のニュースを随時、取り上げていきたいです。
(写真:旧「オリエント・エクスプレス」1995年ウィーン西駅付近にて、パリ発ブカレスト行)
西欧では日本と同様、航空機等に押されて夜行列車は衰退し続けていましたが、近年、二酸化炭素排出抑制といった観点から鉄道輸送が見直されています。その中で特に活発な動きを見せているのが、オーストリア連邦鉄道(ÖBB)が国境を越えて大規模に展開しているナイトジェット(Nightjet)の夜行列車網です。
ナイトジェットにより、過去に廃止された夜行列車の系統が続々と復活し、利用状況も好評のようです。
第1回目は最新のニュースとして、本年12月13日のパリ~ウィーン間のナイトジェット新設です。パリ東駅からストラスブルク、ザルツブルクを経てウィーン中央駅へ、週に3往復が設定されるそうです。詳細は下記のÖBBのプレスリリースに記されております。あいにくドイツ語ですが、機械翻訳をかけて英語にすれば比較的読みやすいと思われます。
パリ~ウィーンへの夜行列車はしばらく中断していましたが、その起源は有名な「オリエント・エクスプレス」です。(パリ~ウィーン~ブダペスト~ブカレスト~イスタンブール) この列車、晩年はどんどん運転系統が短縮されていき、ついに廃止されてしまいました。それが今回、事実上の復活を遂げることになります。
しばらく渡航は難しそうですが、ぜひ乗りに行きたいです。また、こうした夜行列車復権の動きが、日本に波及してくれることも期待しています。
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