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家族でいく現代の阿房列車 Stories of "Aho" Railfan from Tokyo
鉄道は、たくさんの人たちをつないでくれる「道」だと思います。 This is a blog about railways in Japan and around the world by an enthusiast.
「成田スカイアクセス」初体験
今日は、息子と成田空港まで出かけてきました。お目当ては、前から気になっていた新線「成田スカイアクセス」で、日暮里から空港第2ビルまでを36分で結ぶ新型スカイライナーの時速160キロ運転を体験することです。

3月11日の大震災からまだ1週間、今日は、停電の影響で特急「成田エクスプレス」は全部運休です。品川から千葉までは、総武快速線のグリーン車に乗ります。休日料金なので550円で済み、お得ですが、車内はガラガラ。ちゃんと車掌さんが車内販売に来るのがなんだか新鮮に思えます。息子は地下の景色に飽きたのか、早くもお昼寝を始めました。
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千葉で成田行きの列車に乗り換えですが、息子はまだ寝ています。起こすと不機嫌になるので、なるべく静かに抱えながら、無事に普通列車まで運びました。列車は成田駅で終点。不便なことに、成田空港に行くには、ここで後続の列車を30分も待たなければいけません。息子はまだ寝ていましたが、ホームの上の待合室まで運ぶと、やっとお昼寝から目覚めました。しばらく寝ぼけてぼんやりしていましたが、10分くらいすると活動を再開しました。
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快速「エアポート成田」に2駅乗って、終点成田空港駅へ。空港の見学だけですが、改札のところで検問を受けなければなりません。帰りのスカイライナーの切符を予約してから、空港ターミナルへ上っていきます。

第1ターミナルビルは節電のため薄暗く、なんだか外国の空港に来たような緊張感を覚えました。帰りの列車まで40分くらいありますが、子連れだとそれでも慌ただしいものです。本当はいけないのかもしれませんが、カートに息子を乗せて運び、空港を見て回ります。最上階の5階まで上り、滑走路を眺めます。4便くらい離発着を眺め、もう時間がないので、まだ見たいという息子を押し切り、急いで駅に戻ります。
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乗りこんだ新型スカイライナーは、空港第2ビルを出ると、モーター音とともに一気に加速し、途中の新根古屋信号場で特急列車と行き違うと、さらに速度を上げました。もう最高の160キロに達したのでしょうか。新幹線で時折耳にする、キーンとした金属音が聞こえます。あたりはほとんど人家がなく、やがて右手に手賀沼の水面が見えてきます。駅の間隔も私鉄としては異例の長さで、10キロほども走ってやっと最初の成田湯川駅。ここで、先行する特急列車を追い抜きました。

線路が掘割の中に入り、造成された景色になると印旛日本医大駅を通過します。ここから最高速度は130キロに落ちてしまいますが、まだ状態のよい新しい線路が続き、列車は快走します。そして全行程の4分の3くらいを、あっという間に走破してしまいました。
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日暮里まであと10分少々。しかし、高速運転はここまでです。急減速して、京成高砂駅をゆっくり通過します。それまでが速かっただけに、まるで止まりそうに感じます。列車は東京都に入りましたが、この先は古くてカーブの多い京成本線で、それまでの高架線と違い、密集する家の軒先がすぐ間近をかすめ、スピードは頑張っても80キロくらいしか出ません。荒川、隅田川と渡り、列車は日暮里駅に到着しました。この間、息子はわりとおとなしく、じっくり初乗りの新型スカイライナーの風景を観察できたのは幸いでした。

あとは京浜東北線に乗って、帰るだけです。息子も帰ってきて安心したのか、電車の中ではしゃいでいました。向かい側に座ったおじさんが、苦笑してこちらを見ているようでした。

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