昔でいう大垣夜行、そして夜行の快速「ムーンライトながら」に、私はこれまで十数回は乗ってしまったと思います。 いよいよ、この歴史ある列車の終わりが近づいてきた頃、子供にも乗せてあげたいと思いました。
青春18きっぷをいっしょに使いました。長男とその電車好きの友人の、3人で行きました。大みそかの朝に東京を出発し、普通列車を乗り継いで大阪まで行き、通天閣を見て、たこ焼きを食べ、「ながら」で元旦早朝の東京に折り返してきました。
東海や西日本の近距離列車乗り継ぎが続く中、帰りの大垣駅で見る地域をまたいだ馴染みの「東京」の文字はインパクトがあり、子供たちも喜びます。
大垣を発車、名古屋を過ぎ、年を越して2021年になると、子供たちはジュースで乾杯をあげました。彼らは寝る気配がありません。私もトランプに誘われましたが、断ってしまいました。それでも、ほとんど眠れませんでした。「ながら」は昼の特急の座席で、車内の減光もせず、昔からあまり寝れた思い出のない列車です。
午前3時過ぎの沼津駅。列車は十数分停車、みんな眠れず、お祭り気分です。
そして、朝5時過ぎの東京着。彼らにとって最初で最後の「ムーンライトながら」の旅が、終わってしまいました。電車はなくなっても、彼らには一生の思い出になったのではないでしょうか。
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