子連れのお出かけに、路線バスは便利です。電車と違って階段の上り下りなどもなく、簡単に乗り込んで目的地に向かうことができます。
東京都内の自宅近くに、環状7号線が走っています。その西半分を走る森91系統(大森~馬込~長原~若林~新代田)というわりと長距離のバスがあり、息子と出かけるときに使ったりします。
この線のよいところは、混雑する山手線の新宿や渋谷などのターミナルを通らず、都心を迂回できることです。だいたい空いているので、のんびりバス旅を楽しめます。本数が30分に1本程度と少ないので、よく時刻表を見てから使う必要がありますが、便利です。
このバスの最前列の席に座ると、息子は抜群の観察力を発揮します。東京都の大動脈である環状7号線は、立体の交差点がとても多い道路です。息子は、立体は歩く人が通れず、高速道路みたいだねと言います。停留所の配置の関係から、バスは立体交差を通るときと、信号を使うときがあり、この違いがとても面白いようです。
環状7号線は幹線で、流れが速いので、息子は近所の生活道路をゆっくり走るバスと比べて、スピードが速いことにも気づきます。スピード違反を取り締まる白バイも多く見かけますが、警察には息子もよく注目します。どうやって、説明してあげると良いのでしょうか。
途中の見どころは、東急世田谷線と信号で交差する若林踏切です。日本で珍しい一時停止しなくてよい信号つきの踏切として、自動車教習所でも紹介される場所です。
森91系統のバスは、途中、たくさんの鉄道路線と交差します。
大森(JR京浜東北線)、馬込(都営浅草線)、長原(東急池上線)、北千束(東急大井町線)、洗足(東急目黒線)、都立大学(東急東横線 ※徒歩約10分)、駒沢大学(東急田園都市線 ※徒歩約5分)、若林(東急世田谷線 ※徒歩約5分)、世田谷代田(小田急線 ※徒歩約10分)、新代田(京王井の頭線)
急行などが停まる大きな駅が少なく、地味な駅が多いですが、少し調べれば、便利に使える機会は結構ありそうです。
このバスの利用者は、無料パスを持ったお年寄りが多いようですが、子育て世代にももっと注目されていいと思います。皆さんの街にも、このような隠れたバス路線が走っているのではないでしょうか。
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